なぜ?
痛みを抱えている人であれば誰しもが思う事。
『なぜ痛いのか?』はっきりとした原因が分からない事の方が多いです。
だからより明確に理由付け出来るツールとして各種検査が用いられます。
目で見えたり、数字で出した方が説明もしやすいですし、
患者さんにも納得して貰いやすいからです。
ですが、そもそも診断時のそこに『落し穴』があります。
画像所見と数値は痛みとは関係ない事が多いからです。
画像や数値で見せられると妙に納得してしまいます。
原因がはっきりしないと余計に不安感は強くなるりますし、
専門家がそう言ってるのであれば…と納得させられます。
ですが、本当に手放しで納得して良いのですか?
ろくに顔も見なければ触りもしない。
一方的に画像や数値の説明ばかりで話せる雰囲気が無い。
質問してもあやふやにしか答えてくれない。
そんな診察で納得出来ますか??
痛みの原因を突き止める為には患者さんからの情報が重要です。
仕事や生活環境、現在の状態に至るまでの経過。
今までの怪我や通院歴や、家族構成等も重要な情報です。
痛みの原因は骨の変形でもすり減った軟骨でもありません。
画面には映し出されない部分の問題の事が多いです。
痛みの原因のほとんどは筋肉の問題です。
不安や心的ストレス等で痛みが強くなるケースもあります。
『骨が変形しているから痛い』訳でも『軟骨がすり減っているから痛い』訳でもありません。
痛い箇所のレントゲンを撮ったら“たまたま”変形していただけです。
原因は別にあります。
凝り固まって力を発揮出来なくなっている筋肉、
血流が悪くなる事で滞留してしまっている『ブラジキニン』と言う発痛物質等。
様々な要因が考えられますが…突き止める事はなかなか難しいです。
患者さん自身が忘れてしまっている様な些細な事が原因になっている場合もあります。
一回で全ての情報を聞き出す事は難しいですので、
思い出したらその情報をどんどん私達に下さい!
皆さんの痛みの原因を探るヒントになります。
画像所見は今の形が見えるだけです。
痛みの原因を映し出す訳ではありません。
変形は修復作業です。
必ず落ち着きます!
諦めないでください!!