大丈夫ですよ!!
『変形性』と聞くと不治の病のイメージがあります。
最近では巷でも『変形性』=『骨がボロボロになって将来歩けなくなる』
『治る手段は手術しかない』と言う風潮になっています。
医療従事者でもそんな考え方が主流です。
私もそう教わりました。
ですが、実際に患者さんの身体を診ていると矛盾だらけな事に気付くはずです。
レントゲン等の画像所見と患者さんの訴えが一致していないのです。
股関節が悪いのになぜ足首が痛いのか?
スネに痛みが出るのか?
治療後に一時的にでも痛みが落ち着いたり、
痛みの部位が動いたり…
もし、画像上の変形した『骨』が痛みの原因なのだとしたら『骨』に痛みが出るはずです。
確かに触ってみると『骨』の近くで痛みがある場合もありますが、
本当に『骨』に痛みが出ている訳ではありません。
そもそも骨や軟骨が原因とするのであれば、
変形が酷くても痛み無く生活出来ている人がいるのはなぜなのか?
説明ができません。
少なくとも今感じている『痛み』は『変形した骨』や『すり減った軟骨』は関係ないのです。
痛みが出てレントゲンを撮ったらたまたま変形していただけです。
単なる形に過ぎません。
骨格を動かすのは筋肉です。
外や中からの負担を吸収する役割をしてくれるのも筋肉です。
注目度は低いですが、活動する中で一番働き者なのは筋肉なのです。
日々の筋肉への微細なダメージが長い年月をかけて蓄積され、
耐えきれなくなって痛みを出すのです。
そもそも、その筋肉へのダメージはいつから蓄積されていたのかは誰にも分かりません。
若い時の運動なのかもしれません。
日常の繰り返しの動作なのかもしれません。
不意に捻ったり、ぶつけたりした事なのかもしれません。
原因がはっきりしないのと、長い時間が経過している為に、余計に長引くのです。
ですが、地道に筋肉をほぐして行く事で、
一枚一枚薄皮を剥がすように変化が出るのを私は知っています。
確かに個人差はあります。
一気に変化が出る方もいます。
なかなか変化が現れない方もいらっしゃいます。
それでもやっぱり変化は見られます。
痛みの原因。。。ほとんどは筋肉です。
注目しなければならないのは『骨』ではなく『筋肉』です。
腰や膝、首や肩でも同様の事が言えます。
やっぱり筋肉です!
長~~~い時間をかけてダメージが蓄積され、
凝り固まった筋肉達を、じっくりほぐしましょう!
筋トレ等は必要ありません。
凝り固まった筋肉では筋トレしても逆に筋肉へのダメージが増幅してしまうだけです。
やっぱり筋肉です。
しっかりほぐして、筋肉達が元気になってからでも遅くはありません。
むしろ効果的です!
遠回りりしているように感じますが、むしろ近道です。
コツコツ地道にほぐしましょう!
骨も軟骨も大丈夫です!
『変形』は『修復作業』です!
『修復作業』が終われば必ず落ち着きます!
天候や体調で痛みが変化する事はよくある事です。
血流が影響している事が多いです。
悪化しているわけではありません!
安心して下さい!
大丈夫です!!!