外の壁⁉ <中殿筋> – ② –
COVID-19のおかげで、マスクは無くなり、トイレットペーパーもティッシュペパーも
無くなり、冷凍食品やお米までスーパーでは無くなっていました。
まだ日曜の午前中だったというのにこの行動の速さはCOVID以上⁉
自分がトロイだけでしょうか・・・
さて、今回は、『中殿筋』の “骨盤を安定” させる働きについて触れたいと思います。
既に説明したように、『中殿筋』は、骨盤から下肢(大転子)についているため、筋が
収縮すると、主に脚を外に広げる(外転)働きをします。
これは、自分で意識して動かそうとした時の動きです。
しかし、自分では意識していない時でも、常に活動している時があります。
それは、脚が地面に着いている時です。
しかもこの時は、骨盤を脚の方へ引き寄せるように力が働きます。
片脚で立っている時は、“上半身の重さ + 反対側の下肢の重さ” を『中殿筋』は支えなけ
ればいけません。
さらには、歩いたり、走ったり、飛び跳ねたり、といった体重の何倍もの力が係る状況で
も無意識に骨盤を支えています。お見事!!
しかし、骨盤を支える力が低下してしまうと、歩行時に骨盤を安定させることが出来なく
なり、「跛行」という、腰や、体幹の左右の揺れが生じてしまいます。
でも、さすがにこれだけの仕事を、『中殿筋』だけがこなすには無理があります。
助っ人の存在が必要です。
その一つに、『中殿筋』の下に隠れた、まさに縁の下の力持ちである、『小殿筋』という
大きな存在があります。
この『小殿筋』については、次回触れたいと思います。
「コロニャンウィルス⁉には負けません!」