“オステオパシー”を簡単に紹介
10月に入り肌寒い日が……と思っていたら、また強い日差しが戻ってきたり。。皆様、風邪などひかれませんよう、体調管理にお気を付け下さい。
でも、季節が変化するこの時期、身体も順応しようと自己を一生懸命調整しています。 恒常性を保とうとしている訳ですね。しかし、身体機能の問題があると、自己調整力が十分に発揮されない。
身体の異常な構造や機能は、神経や血流、リンパやホルモンなどの体循環に悪影響を与えるため、手技を施し本来人間の身体備わっている自己調整力や、自然治癒力が働く環境を整える、というのがオステオパシー治療の簡単な目的です。
「オステオパシー」は、1874年にアメリカの1人の外科医、アンドリュー・テイラー・スティル博士が発表した、手技を中心にした自然医学のことを言います。
スティル博士は、当時流行りの髄膜炎で自分の3人の娘を亡くしてしまいます。医師でありながら娘を救えず、また、水銀を中心とした薬物療法に疑問を感じ、当時の医学の在り方を否定し、人間の自然治癒力をというものを追い求めた結果、この治療にいきつきます。その中で博士は、人間を『Body』『Mind』『Spirit』の三位一体と捉えることを基本とし、「心や精神」の重要性も説いています。ですので、とても奥の深い世界です。
ところで、このオステオパシーが生まれる経緯、ちょっと「深圧院」が生まれた背景にも似ていませんか?
医師は骨のレントゲンだけを見て、「変形は進行しますから、人工関節にするしかありませんね…」って。
「身体の声」に耳を傾ければ、その前にもっと治癒力を引き出す治療があるんです。変形だって進行し続けることはないんです。
一旦、現代の医学を否定してみると、見えてくるものがあるんです。
突然「人工関節」と言われて、心を取り残されてしまうこともないんです!
オステオパシーの一端がわかる本を紹介します。
ロバート・フルフォード医師(D.O.)が書いた、『いのちの輝き』です。
自然治癒力の神髄に触れた治療家の素晴らしい姿勢を示した一冊
です。興味があったら読んでみて下さい。
(オステオパシー関係者でこの本を知らないとしたら…ヤバイです…)