慢性的な痛みは現場で起きていない！？～その2～
『慢性痛は現場で何かが起こっている訳ではない』と言うのは前回のブログでも書きました。
実際に股関節のレントゲンの画像上の骨や軟骨の変性と痛みの出ている場所が一致している人は少ないと思います。
『現場で何かが起こっているから痛い』のだとしたら…
そもそもその場所に痛みを感じていなければ説明がつきません。
整形ではそれは神経的な問題です…なんて言った説明でごまかされていますが…。
内科的な疾患では病院を受診して帰る際には気分的に元気になって帰れる事が多いですが、整形疾患の場合は受診したら余計に不安になったり、痛みが増して歩けなくなる…なんて事が少なくありません。
そもそも『普通』だと思っていた自分の骨や軟骨が変性していたら相当なショックを受けます。
更に…
どんどん変形は進んで行く…
ゆくゆくは歩けなくなる…
寝たきりになる…
なんて事を言われたら『お先真っ暗』です。
ただでさえ痛みや不安を抱えて受診しているのに、気持ちは落とされ続けます。
私が今まで経験した中でも、多くの患者さんの話を聞いていても、最終的に前向きに元気にして帰してくれる整形は少ないのが現状です。。。
痛みを感じさせる事も、変形を起こす事も、動く範囲が狭くなる事も…身体自身が治そうとする機能なのに。
長く続けば続くほど、『ソレ』自体が痛い訳ではなくなるはずなのに。。。
悲観的になる必要はありません！
本当に必要なのは脳の上書きです。
痛みや不安で後ろ向きになっている考え方を前向きにしてあげる事です。
痛くても大丈夫！
変形しても大丈夫！
動いても大丈夫！
何十年も使い続けていたら変化が出るのは当たり前の事です！
それもこれも身体が治そうと頑張ってくれている証です。
そんな事を繰り返し繰り返し思っていたら徐々に脳は上書きされて行きます。
単純な事なのですが、これがなかなか難しい事なのです。
最近のメディアや周囲からの情報は足を引っ張る事が多いからです。
気にせずに楽しい事、好きな事はどんどん優先しましょう。
受け入れなければならないのは自分自身です。
即効性と言う意味では手術も手段の一つだとは思います。
ですが、最終的に選択するのは医師ではなく患者さん自身です。
『道は一つではありません』
道が無ければ新しい道を作ってしまいましょう！
骨も軟骨も大丈夫なのです！！
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一般的な健康雑誌と言うよりは、コーチやトレーナーさん、トレーニングをしている方向けの雑誌ですので、股関節症の方はあまり目にしない雑誌かとは思いますが、気になった方は是非とも手に取ってご覧頂けたらと思います。
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